ショートショート「冷えカモノハシ」
風邪を引いたので1日寝ていると、おでこがヒンヤリした。
家族が濡れタオルを乗せてくれたのかと思った。
うっすら眼を開けるとタオルにしては妙に違和感がある。
持ち上げてみると、それはカモノハシではないか。
カモノハシは気持ち良さそうに寝息を立てている。
私もカモノハシの体温が心地良く、そのままおでこに乗せて寝てしまった。
次の朝起きたらいなくなっていた。
熱も下がっていた。
夢だったんだろうか?そうだとしても、ありがとうね。カモノハシ。
別の日、身体中が漬物石で押しつぶされる夢を見て起きた。
私の体の上に沢山のカモノハシが乗っかっていた。
よっぽど寝心地が良かったらしい・・・。(終)
昨日はアルバイトが新年度の余波で激務だった為、疲れて執筆出来ませんでした。林の新元号令和の目標はもう肉体労働しないようにしたいですな。