林 孝光の漫画倉庫

まんが家です。最近は毎日クイックスケッチ(ジェスチャードローイング)と落書きを投稿しています。

12月28日のクイックスケッチ 花とアリス殺人事件の感想


幼少から誤字脱字が酷くて、絵にもその雑な所が出てるんじゃないかと思い今日は丁寧に丸を描く事を意識しました。

 

途中でラッピングラインの重要さに気づきました。

ラッピングラインを意識すると立体的に捉えられるようになり、カーブだけではよく分からない角度も違う視点で理解出来るようになりました。

 

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先程、岩井俊二監督の「花とアリス殺人事件」を見ました。

最初は不自然なアニメだなあと思い調べると実写をトレースしたロトスコープで作ったアニメらしく、昔のディズニーがやっていた手法と同じやり方の映像でした。

 

この映像を見て勉強になったのは、忠実にトレースをすると2Dの作品でも3Dのように見えるんですが、調整をしないと所謂「不気味の谷」が手描きでも表現できてしまうという事でした。改めてディズニーの凄さを理解しました。

 

内容はと言うと、変な違和感のある映像だな、実写で良かったんじゃないかとブツブツ言いながら見てたんですが、キャラがとにかく濃くて個性的でいちいち変な反応をするのでめちゃくちゃ面白かったです。

 

元は実写ですがアニメキャラのような大袈裟な性格ばかりで、最後まで見ればたわいの無いキッカケの事件なんですが、キャラ達の勘違いと拗れ具合によってこうやって膨らませれば良いのかと大変勉強になりました。

 

違和感を感じた不自然な映像もキャラ達の魅力のお陰で後半、味があって良い!この映像でしか感じられない感動があるんだ!とクルっと掌が回転していました。

 

漫画でもあるあるの現象ですね。

我ながら脳は勝手なもんだ。

 

鑑賞後はもう一度見直そうかと感想が湧く程キャラに愛着が湧きました。

 

岩井俊二監督はもっとストレートにおセンチな物を作ると勝手に思い込んでいたのですが、コメディ色が強くて、年末は他の作品も見漁ろうかと思いました。まずは後日談の花とアリスかなぁ。(打ち上げ花火・・・は鑑賞済みです)