暗記物は何回かテスト形式で間違えれば自動的に覚えられると分かったんですが、技術系は座右の書を横に置いてもやっぱり自分でノウハウを蓄積してかなきゃいけないなあと思いました。
誉田哲也 武士道シックスティーン、武士道セブンティーンを立て続けに読みました。
宮本武蔵に憧れて五輪書をバイブルとしてる時代錯誤な侍少女と、親の離婚の都合で日本舞踊が出来なくなり代わりに和物つながりで剣道を始めた少女二人がいざこざやぶつかり合いをしながら互いに成長する青春剣道物語です。
両者剣道に対する思想が違い、片方は勝ち負けにこだわり、片方は自己成長に重きを置いているので常に反発しあいます。
しかも全国でも有名な侍少女が無名の日本舞踊少女に大会で負けてしまうという因縁があります。
自分に足りない物を相手から学びながら徐々に成長、友情へと昇華していく展開は何回体験しても面白いです。
特に侍少女の磯山さん、クラスでも部活でも浮いていて女の子らしくない言動(オッサンくさい)の異質さが良いです。
やっぱり物語は和を乱すキャラを放り込む事で面白くなるんだろうなと勉強になりました。
続編が後2冊あるので楽しみです。